卒業生の声 (作曲コース)

作曲コースでは、自分自身にフィットする作曲スタイルを様々な方法で模索することができます。作曲を学ぶこと以外に、他ジャンルの音楽や芸術を知り、同世代の友人に刺激を受けながらとことん音楽と向き合うと、思いにもよらない発見や出会いがあります。その中で、たくさんの試行錯誤を繰り返し、挑戦を続けることで、自分自身が心の奥底から「作りたい!」と思える作品を探すことができます。大学での発表機会は、音楽ジャンルや編成の自由度が高いため、作りたい音楽をそれぞれに追求でききました。私自身、毎回異なる編成で、調性的なものから、無調で即興的な作品まで、様々なスタイルで作曲し、それらを記譜するテクニックを学んできました。また、映画、演劇学科との交流を通して、芸祭や学校外のイベントのために作曲し、発表する機会もありました。当時、切磋琢磨に作品を作った仲間とは、卒業した今でも互いに刺激し合い活動の場を広げています。何よりも、日芸では、「作りたい!」という好奇心や探究心を大切にしながら、広い視野をもったチャレンジが可能です。

プロフィール

松本真結子 (まつもと まゆこ)。 第88回日本音楽コンクール作曲部門第1位、明治安田賞、三善賞を受賞。第35回現音作曲新人賞に入選、聴衆賞を受賞。 2017年日本大学芸術学部音楽学科作曲コースを卒業、2019年同大学大学院を修了。修了作品及び副論文に対し湯川制賞を受賞。

 

これまでに、作曲を伊藤弘之、菱沼尚子、小林純生、日置あゆみの諸氏に、ピアノを小島好弘、深沢雅美の諸氏に師事。現代音楽のスタイルを生かした、映像、絵本、ダンス等、幅広いジャンルとの共同制作によるパフォーマンスを実施する。長野県出身。

卒業生の声 (作曲コース)

日芸での学生生活は、今振り返っても貴重な時間だったと感じています。基本的な授業の中で、作曲活動の土台となるような近代から現代のアカデミックな音楽の勉強ができたことは大きかったです。音楽を始めたのが遅かった自分にとっては、特にドビュッシーやメシアン、その後の現代音楽の世界を垣間見たことはとても刺激的でした。

 

作曲を勉強する仲間と出会えたことも財産に感じています。ひとくちに作曲と言っても、個人個人がそれぞれの感性や価値観で音楽と向き合っているので、自分一人の学習だけでは得られない経験が、仲間との時間の中にあると思いました。大学に入って間もない頃に同じ作曲コースの同期生に誘われて、映画館でゴダールの「愛の世紀」を観たのですが、全く理解できず、こんな映画があるのかと困惑しました。そこから表現への興味の幅が広がりました。

 

今の仕事にも直接影響があるのが、他学科の仲間との交流です。同じ校舎に他の学科があるので、積極的に音楽学科以外の学生にも話しかけて、例えば映画学科の自主制作映画の音楽を作曲する等、コミュニケーションを取ることができました。映像に音楽を当てることによって、映像自体の空気感やテンポ感をとらえる練習ができたということは、今の仕事に直接結びついていると思います。当時出会った他学科の仲間と稀に仕事現場で会うこともあり、嬉しく思います。

 

作曲コースの方は、将来作曲を仕事にしたい方も多いと思います。一部の音楽制作会社は社員として作曲家を募集していますが、大半のプロフェッショナルな作曲家は作家事務所所属かフリーランスです。大学で行う作曲は、経済を気にせずに純粋に表現として豊かなものを研究・追求できると考えていますが、仕事の現場には仕事の現場ごとの目的や立場、価値観があります。国内外の最新サウンド、作品のコンペティションや作曲家募集情報、案件ごとにどんな作品が求められているか等のリサーチや、自身が関心のある仕事を担当している音楽プロデューサーや制作会社、作曲家の所属事務所、興味のある仕事を実際にしている音楽家の方とのコミュニケーションを続けながら学生生活を送っていくことで、仕事に繋がるチャンスが大きく広がると思います。自ら発信していくことが得意な方は、大学外での作品発表、イベントへの参加、視野を広げてくれる仲間との表現活動等、自分の名刺になるような活動を行なってオリジナルのブランドをつくっていくのも大切だと思います。社会を意識をしながら学生生活を送ることで、学んだ作曲スキルを世の中でも活かしていけると思います。ぜひ素敵な4年間を楽しんでください。

 

プロフィール

石塚徹、1982年生まれ、茨城県出身。作曲を池田和子、峰村澄子、湯浅譲二の各氏に師事。

日本大学芸術学部音楽学科作曲コースへ進学後、同大学院芸術学研究科音楽芸術専攻修士課程修了。

大学院在学中に、テレビドラマの音楽を担当し作曲家としてデビュー。

現在、数々の映画やテレビドラマ、CM等の音楽を担当。

 

主な仕事

映画音楽

「火花(東宝)」

「GOZEN-純恋の剣-(東映ビデオ)」

「ぐらんぶる(ワーナー・ブラザース)」

テレビドラマの音楽

「ワカコ酒(テレビ東京・BSテレ東)」

「男の操(NHK BSプレミアム)」

「決してマネしないでください。(NHK総合)」

CD

「北原白秋 詩と童謡の世界展 白金之独楽 付録CD」

卒業生の声 (理論コース)

日芸音楽学科のなかでも理論コースは特に先生方との距離が近く、音楽を学術的に研究する方法を、音楽学の基礎から丁寧に教えていただきました。また、先生方は些細な質問にもきちんと答えてくださり、一つ一つ解決しながら前に進むことが出来ました。 授業でご指導いただいただけでなく、舞台や演奏会のリハーサルに同行させていただいたり、様々な種類の音楽関連の博物館を先生たちと訪れたりしました。どんな時も、音楽を様々な角度から楽しく学べるように、という先生たちの工夫と熱意を学生時代には常に感じていました。 音楽を一つのテーマから研究、分析して論文に仕上げる過程は、時に自分を狭い世界に閉じ込めてしまいがちですが、そんな時も他学科の、映画学科や写真学科の学生の友人やピアノや作曲コースの友人と一緒に演奏したり話し合ったことが励みになりました。こういった交流のおかげでより広い視野と音楽観を養うことができたと感じています。 私は現在、出身地を中心に、プロのオーケストラが主催する音楽鑑賞会の司会者として活動しています。曲の解説を含め、台本を用意するのは全て司会者の仕事です。音楽のことをほとんど何も知らない子供たちや一般の方々を対象に、作曲家や音楽作品に関する膨大な情報の中から何を伝えるか(そしてプロの演奏家たちにも信頼を得られるように正確に、誤解なく)は重大な、そして時として難しい仕事です。しかし「楽しく学ぶこと」を教えてくださった日芸時代の先生方からの教えや様々な経験が大きな助けとなっています。私が10年以上にわたってステージでマイクを握ってこられたのは、音楽と真摯に向き合い、没頭し、先生方や友人ら多くの出会いに恵まれた日芸での4年間があったからです。そんな日芸ならではの出会いと経験を大切に、自分の興味のある音楽テーマを見つけて突き詰めてみて下さい。それはきっと未来の自分の自信に、どんな道に進んでも、つながるはずです。
 
プロフィール
鈴木 美知瑠(すずき みちる) 群馬県前橋市出身・高崎市在住。日本大学芸術学部音楽学科音楽理論コース卒業。リトミック研究センター指導者会員。群馬交響楽団移動音楽教室での司会・語りを務める他、森とオーケストラ、群響サマーコンサート等に出演。2019年より親子で楽しめるおはなし音楽会〈#群馬こどもコンサート〉を立ち上げ、企画・演出から語り・MCまでを手掛け好評を得ている。 J:COMチャンネル群馬局 ナレーター&リポーター、イベントMC、またブライダルMCとしても活動中。

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